全日本選手権2006 男子シングル フリー

2006年12月29日

今日は女子と両方で疲れたので男子の方の感想はダイジェストで。


神崎範之選手:オペラ座の怪人

のびやかなスケーティングが光る素晴らしい演技だったと思う。濱田コーチも跳び上がって喜んでいた。またしてもご褒美の抱擁をしてもらっていて羨ましかった。


小塚崇彦選手:ショパン ピアノ協奏曲第2番

最初のトリプルアクセルの転倒をはじめジャンプでミスを連発。昨日の公式練習での右足首の怪我がかなり深刻であることを窺わせた。力のある選手なのに大事な試合でアクシデントに見舞われてしまったのは残念。こうしたことも乗り越えてまた一回り強くなっていって欲しい。


織田信成選手:チャイコフスキー 交響曲第4番

プログラムを変えるのかとも思われたが変更は衣装だけで、音楽も要素の構成も今までと同じだった。最初のトリプルアクセルからのコンビネーションで着氷が乱れ、いつもの調子ではないことを感じさせた。その予感通り2度目のトリプルアクセルで転倒してしまった。本気で高橋選手に勝つつもりで臨んでいたようで、インタビューでは涙をこぼしながら話していた。NHK杯の時とは様子が違っていて驚かされた。しかし高橋選手も今のレベルにたどり着くまでには幾多の挫折を乗り越えてきた。この悔しさを糧にさらにまた成長した姿を見せてくれることと思う。


高橋大輔選手:オペラ座の怪人

何だかすごいものを見てしまったという感じがした。ヤグディンプルシェンコなどの過去の伝説的な名演技と比べても遜色ないような、素晴らしい記念碑的な演技だったと思う。最初の4回転トウループは素晴らしい出来で、余裕のある着氷だった。ジャンプはループの着氷がややオーヴァーターン気味だったもののほぼ完璧な出来映えだった。今シーズンは格段にジャンプの質がよくなっているように思う。これほど好調なら世界選手権ではSPで4回転を跳ぶことも考慮に入れてもいいのではないか。ステップもいつも通り華麗で、特にストレートラインは激しさがあって今シーズン一番の出来だったように感じた。敢えて不満をいえばスピンのスピードが物足らなかった点に改善の余地があっただろうか。

男子も今や世界のトップレベルにあることを示す素晴らしい優勝だった。もしこれをジュベール選手やランビエール選手が見たらかなりのプレッシャーを感じるのではないだろうか。来年の世界選手権が早くも楽しみになってきた。

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興奮冷めやらぬ男子FS!!! 全日本男子FS観戦記o(^^o)(o^^)o

興奮冷めやらぬ男子FS!!! ちょ、ちょっとすごかった男子から書いてしまいますっ

コメント

織田君の調子が本調子ではなかったのが残念でしたが、今回の大ちゃんはすごかったですよね。今まで織田君とは競った試合をしてきましたが、今回は「完勝」と言う感じで。国内の大会なので、若干?点が高かめな気もしますが、今日の演技なら、250点超えの可能性はけっこうある気がします。ファイナルで調子を崩していたので、心配していましたが、いらぬ心配だったようで、ほっとしています。おっしゃるとおり、今回の彼の演技を例の2人を含む海外選手が見たら、
ちょっとドキっとするのではと思います。本当に女子だけではなく、男子も日本勢の活躍が楽しみになってきましたね。

2怪人、愛知オペラ座に現る!
☆今シーズンは高橋怪人が凄すぎる。コーチの本田さんも嬉しいでしょうね。テレビでは、高橋選手の演技の感想を聞かれても、多くを語らず、「言うことなし」と短くコメントしてましたけど。
☆織田さんも、これから大怪人?になっていく途中と思いますよ。織田さんの楽しいスケート、柔らかい滑り、観るのが楽しみになりました。
☆神崎怪人も凄かった。有終の美なんですか? 西日本でもいい演技してましたけど、全日本でここまでやるとは思いませんでした。神崎さんのスマートなスケート、また観たいです。

-> モモさん

高橋選手すごかったですね。今までのどこか頼りない感じを完全に払拭してくれました。仰る通り点数が高かったのは国内の大会だからということもあるでしょうが、あの演技をすれば国際大会でもかなりの点が出たはずだと思います。今や世界のトップ選手の一人になったといっても過言でないでしょう。これからがますます楽しみですね。


-> やまぼうしさん

高橋怪人、一人だけ別世界という感じでしたね。本田さんは自分の弟子ということもあって言葉を控えめにしたのでしょう。でもその短いコメントが全てを物語っていましたね。

織田選手、悔しいでしょうけど高橋選手もそういう思いを何度も経験して今の境地に到達したのですから、これからまたさらに成長していってくれることでしょう。

神崎選手、素晴らしかったですね。昨シーズンで終えるつもりだったというから、これが本当に最後になるんでしょうかね。何だかもったいないような気がします。まだ伸びる余地があるような気がしますよね。

こんにちは!(^o^)丿
大ちゃん本当に素晴らしかったですね。もう見ていてo(^^o)(o^^)oキャー\(◎▽◎)/!……って感じでした(笑)。しーちゃんや武史もすっかり解説を忘れて見入っていたようで、本当に本当にすごい演技でした。この得点はISU公認ではないけれど、でも決して夢の得点ではないという気がします。ワールドではスピンを改良して、さらに高みに行ってほしいと思います。めざせ表彰台!
信くんの涙は、見ていて痛々しくてつらかったけど、あの大ちゃんには勝てない、仕方ないって感じでした。この悔しさをバネに、また一回り大きくなってほしいです。がんばれ!
南里君は今季一番の演技でしたね。GPSでの屈辱がいい経験になったように思います。この大舞台で、これだけの演技ができたのだから、きっと次の試合でも大丈夫!という気がします。
ヨン様は私的には3位でもよかったというくらい素敵でした。ぜひともユニバでは大ちゃん・信くんに続いて表彰台を狙ってほしいと期待します!
小塚くんが見ていても痛々しくてかわいそうでした。次の試合までにはしっかりと足を治して、完ぺきな演技を見せてほしいですね。
健ちゃんは情感あふれる演技で、ジャンプのミスさえなければ…と思いました。
ああもう、みんなカッコいいよ!日本男子最高!o(^^o)(o^^)oという試合でした。

-> 美輪@brownycatさん

高橋選手すごかったですね。あのどこか頼りないような"大ちゃん"はどこへ行ってしまったのか、という気がします。本田・荒川両解説も単なる観客になっていた感じでしたね。あの演技なら世界選手権でも表彰台が狙えるでしょう。早くも楽しみになりましたね。

高橋選手の予想もしなかったような急成長で、織田選手との差は少し開いてしまった感がありますね。でもこの悔しさをバネに努力すれば、いずれまた彼と肩を並べる日もやってくるでしょう。

南里選手はとても調子よさそうでした。GPSの不振が嘘のようでしたね。この結果が自信になるといいですね。

神崎選手、素晴らしくてびっくりしました。濱田コーチの喜びようもただごとではなかったですね。ユニバーシアードでの表彰台独占も実現するでしょうか。

小塚選手は怪我が惜しまれます。でも実況アナウンサーが言っていた通り、SPはスピンとステップ全てでレベル4の認定をもらっているんですね。彼の能力の高さを証明する結果だったともいえると思います。

中庭選手はSPでは4回転が不発で彼らしくなかったけど、フリーでは果敢に挑んでくれましたね。いつも変わらぬ挑戦の姿勢は頼もしいです。

今回は男子の方が自分の力を出し切った選手が多かったかも知れませんね。男子も世界のトップレベルに到達した、と感じさせてくれる大会になりましたね。

先ほどは私のブログにコメントと暖かいお心遣いをいただき、どうもありがとうございました。基本的には各エントリーで自分の思いと言いたいことを尽くしているということに気づきましたので、当面はマイペースで今のような状況で更新を続けていこうと思っています。

今年一年、まるまるフィギュアスケートにここまで熱狂できたのは長く生きている私にとっても望外の喜びでした。来年もそのようでありたいと願いつつ、世界選手権のチケットも既に3日分確保してあとは行くだけ、という状況です。最難関の3月24日(女子フリー)チケットもこれからなんとか確保し、ぜひ会場で楽しみたいと願っています。

来年もよろしくお願いいたします。

-> 長野のK嬢さん

明けましておめでとうございます。コメントへのレスなど無理をなさらずに、ということをお伝えしたかったのにこうしてわざわざコメントしに来ていただいて、却って恐縮しております。

昨年はフィギュアスケートにどっぷりつかった一年でしたね。荒川さんの金メダルは十分予測していましたが、それをきっかけにマイナー競技に過ぎなかったフィギュアスケートがこれほどまで国民的関心事になるとは思ってもみませんでした。でも荒川さんの人としてアスリートとしての素晴らしさを考えればむしろ当然のことだったかも知れません。今年はまた若い世代を中心にして盛り上がっていきそうですね。全日本選手権が男女ともにあまりにも素晴らしい試合でしたので、世界選手権への期待に早くも胸が高鳴ります。

サイト運営、大変でしょうがどうぞお体を大切に。今年もよろしくお願いします。

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